【サメDの使えるツール、ディぐります!#021】砂漠から山まで無料で作れる「地形ジェネレーター」まとめました
こんにちは、サメDです。
毎週日曜は「サメDの使えるツール、ディぐります!」と第して、AfterEffectsのプラグインではないけれど、これはいいツールだ!というものを紹介していきたいと思います。
SFといえばサメD的には戦闘機だったり、母艦だったりと、空を飛ぶ機体を想像します。
そんな中で欠かせないのが砂漠や岩場、宇宙などの地形。
一から作ってしまうのも手ですが、そこは現代技術を生かしていきたいもの。
そんな中近日「地形ジェネレーター」を使う予定だったのでどんなものがあるか調査してみました。
今回紹介するソフト一覧
一度は聞いたことがある気がするソフト
・Gaea
・NDunes Beta
・TrreSculptor 2.0
・Terragen 4
超有名ソフト
・World Creator
Gaea(ガイア)
Gaea(ガイア)はFreeでも使える地形生成ツールです。
無料のプランである「Community」(1024 x 1024 制限あり) / 4kまで出力可能な「Indie」 / 制限なしの「Professional」 / 企業向けの「Enterprise」があります。
Nodeでの作業ができ、専門的な知識がなくとも、直感的な地形生成を行うことができます。
また、生成した地形をスカルプトすることができるので、自動生成で気に食わない箇所も直せてしまうのが痒いところに手が届きそうです。
そして、「Indie」プランなら4k出力できて99$という安さで購入可能。
まずはフリープランで使ってみて、使いやすければ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
NDunes Beta
こちらも同じく地形生成ジェネレーターですが、リアルタイムに設定項目が反映されるタイプです。
岩肌やノイズテクスチャなどを切り替えた瞬間に自動的にプレビューにも反映されていくので、何度も試行錯誤するたびに待ち時間がないのが魅力ですね。
また、このソフトウエアの特徴として、地面、地形といった、細かい区分けがあることです。
それにより大雑把な形と地面の質感両方をコントロールすることができ、時間をあまりかけずとも調整できるようになっています。
サメD的には、このソフトは日本語の情報がほとんどなく、自力でドキュメント(英語)を漁らねばらない点と、まだβ版のため開発が継続されるかが気になります。
TrreSculptor 2.0
TrreSculptor 2.0は、前ソフト「TrreSculptor」のメジャーアップデート版です。このアップデートによって、元は有料アプリだったのが、無料化しました。
これにより、商業版を購入しなければ使うことができなかった機能が使えるようになり、フリーの地形生成ソフトウエアとしては最強に近くなりました。
Terragen 4
Terragen 4は有償版、無償版のある地形生成ソフトウエアです。
このソフトウェアのすごいところは、実際にAAAタイトルのゲームに使用されたことのある実績です。
このArtStationの投稿によると、『 Star Wars: Battlefront』というゲームのDLCで実際に使用されているようです。
プロも使うソフトが無料で使えるなんて素晴らしい…(商業利用には有料のライセンスが必要なのでご注意ください)
おまけ:World Creator 2
いわずと知れた、最強ソフト。
有料ですが、地形生成ツールといえばこれ!というド定番なので紹介しないわけにはいきません。
分かりやすいシンプルなインターフェイスに素晴らしいクオリティを併せ持った、素晴らしいソフトです。
まあ有料といっても150$程度なので、これから長く使う人にとってはアリの選択肢でしょう。
まとめ
今回はフリーで使える地形生成ツールを調査してみました。それぞれに特徴があり、一長一短ですがうまく活用できればあなたの表現の幅が広がるはずです。
まずはとっつきやすいGaeaなどを触ってみて、どんなことができるか試してみるといいと思います。
あなたの制作活動の参考になれば幸いです!
サメD
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