「H264ではなく、WebM」という選択肢
どうも サメDです。
みなさんはWebMという動画形式をご存じですか?
この間動画をWeb用に書き出したことがあり、容量制限はなんと5MB前後、すごい少ない容量です。
いつも通りh264で書き出してみたのですが、煙の部分が見れたものではありませんでした。
そこで少し探してみるとwebmという形式がありました。
実際に使ってみるとすごくキレイだったのでWebMというコーデックを紹介したいと思います。
WebMとは
WebMとは
WebM(ウェブエム)は、Googleが開発しているオープンでロイヤリティフリーな動画のコンテナフォーマット。ウェブに親和的なオープンなフォーマットであると共に、軽量さと高品質を両立することを目標としている。
そんなWebMですが、Media Encodeには項目がありません。
ですのでダウンロードして追加しましょう。
DLはこちらから
http://www.fnordware.com/WebM/
上記プラグインはプレミア向けですが、Media Encoder向けにもインストールされるので
今回はこちらを利用していきます。
h264とWebMの比較
早速ですが、エンコード比較です。
なお、今回の比較なのですが、サメDはへっぽこなので、可変ピットレードしか触っていません。
そのため、その他のパラメーターを調整することで結果は逆転するかもしれません。
参考までに御覧ください。
今回使用させていただいた動画はこちらの動画です。
書き出したファイル容量はこんな感じ
h264: 5.6MB
WebM: 5.3MB
この時点でWebMのほうが軽量です!
エンコード比較
h264WebM
ちょっとわかりにくいので拡大したものがこちらです!
H264
WebM
煙のブロックノイズが格段と軽減され、鮭の模様がちゃんと分かります!
どうですか、WebMがここまできれいにエンコードできるとは…
逆にWebMのほうがサイズが小さいのにここまで差が出るとは驚きでした。
優れたコーデックなのは間違いないが…
なんと、I can useによると、ブラウザが対応していないということが発覚!
今回のWebM動画は残念ながらお蔵入りになりました。
また、エンコード時間はH264に比べ2倍以上かかりました。
まとめ
便利なWebMですが、利用できるブラウザが限られているため、完全に主流となることは難しいでしょう。
ですが、割り切って使う場合は非常に役に立つものではないでしょうか。
皆さんもIEをサポートしなくていいページを作成するときは、ぜひ使ってみてくださいね!
ちなみに
ちなみに、Videoタグは複数の動画の指定が可能です。
ですのでIEで来た人には品質は落ちますがH264を表示することで一応回避はできるみたいです。
サメD
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