【サメDの使えるツール、ディぐります!】#001 AdobeXD経由で素材を書き出そう!
こんにちは。サメDです。
皆さんは普段どんな環境で制作していますか?
AfterEffectsのプラグインの中にも、エフェクトの検索を早くしてくれる「FX Console」やアニメーションを素早く追加できる「Animation Composer」などの作業を爆速にしてくれるものが多くあります。
ですが、AfterEffectsのプラグイン以外にも、使えるツールは存在します。
そこで今回から「サメDの使えるツール、ディぐります!」と第して、AfterEffectsのプラグインではないけれど、これはいいツールだ!というものを紹介していきたいと思います。
#001 AdobeXD
AfterEffetsにIllustratorの素材を読み込むとき、動かしたいレイヤーを分けて配置する方法が一般的だと思います。
ですがこの間、AdobeXDというアプリを経由して素材を読み込む方法がなかなかにイケてたのでさらっとご紹介します!
Adobe XDとは?
そもそもAdobe XDをご存知ない方も多いと思います。このソフトは、プロトタイピング作成ツールというもので、他にもPrott / figma / sketchといった、Webページやアプリケーションを開発する際に使用するツールです。
Webサイト系の職種の方やアプリ開発、デザインをお仕事にしている方は知っている方も多いのではないかと思います。
AE使いの方にとって一見関係なさそうなツールですがある1機能がとても役に立つのです。
”AfterEffectsに書き出し”
XDには「AfterEffectsに書き出し」という項目が存在します。
こちらの書き出し方法は、XDに存在しているレイヤーのサイズ、ベクターなどのパスの情報を保ったまま、素材を自動でインポートしてくれる機能です。
これを利用することによって、面倒な書き出しや配置を行わずとも、埋め込まれた画像ファイルは、埋め込まれた画像のまま素材フォルダに入りその他テキストレイヤーやパスのデータもすべてレイヤーとして出力されます。
さらに使えるXD
これまでの.aiデータからのインポートでは、アートボードを含む場合、
レイヤー構造が無視されてしまい、アートボード1枚のベクターレイヤーとしてインポートされてしまいました。
これは非常に不便で、従来ではIllustratorを再度開き、アートボードを複数のファイルにばらしてAfterEffectsへインポートすることになります。
しかし、Adoe XDを経由したインポートはその必要がありません。
Adobe XDは、Illustratorのデータを読み込む機能があります。
読み込んだデータは、アートボード単位でXD上に横並びに配置されます。
この状態で範囲選択を行い、AfterEffectsへ書き出しを選択すれば、
指定したアートボードを直接AfterEffectsへと書き出すことが可能なのです。
この機能を利用することで、アートボードが分かれていても、
レイヤーを保ったままAfterEffectsへと書き出すことが可能です。
次回は、この書き出し方法について、例を上げて詳しく解説していきたいと思います!
サメD
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