今更聞けない、AfterEffectsでベクターデータを扱う際にジャギらない3つの方法
こんにちは。
なんちゃってAE使いのせいで、今更聞けないことが多すぎるサメDです。
今回は、ベクターデータをAfterEffectsにインポートしたのに
拡大していくとジャギってしまう、そんな方へジャギらない方法をご紹介します。
そもそもなんでジャギるの?
AfterEffectsにイラストレーターのデータ(ai)やPDFのデータをインポートしたのにもかかわらず、
100%を超えて拡大するとドットが見えてしまうことがあります。
これは、アートボードのサイズを基準として、Photoshopのスマートオブジェクトのように簡易ラスタライズされている状態のようで、データとしては生きていますので元に戻すことは可能です。
結果として設定したアートボードのサイズのペイント系の画像として表示されてしまっているのですね。
ジャギらない方法って?
ジャギーを出ないようにする方法は3つあります。
1.レイヤーにある、連続ラスタライズのスイッチをオンにする。
2.アートボードのサイズを大きくする。
3.Adobe XDのAfterEffectsインポート機能を使う。
この中で、一番簡単なのは1の連続ラスタライズのスイッチをオンにするです。
ですが、複数のベクターデータを利用する際は3のXDの方法を利用するのもありです。
1.レイヤーにある、コラップスのスイッチをオンにする。
AfterEffectsを使っている人でもあまり触らないスイッチ、それがこの連続ラスタライズです。
このスイッチ、なんとベクターデータがレイヤーの場合とそれ以外の場合で、アイコンは同じなのですが名称が「コラップス」に変わります。
また、機能も異なるので間違えてクリックしないようにしましょう。
まあ、逆にこのアイコンにマウスカーソルを合わせた際に表示される名前が「連続ラスタライズ」であれば、ベクターのデータということです。
このスイッチをオンにしたベクターデータは拡大しても自動計算してジャギーが発生することはなくなります。
2.アートボードのサイズを変更する。
もしあなたがAdobe Creative Cloud コンプリートプラン、もしくはIllustratorを契約している場合、実データを編集するのも一つの手です。
IllustratorはPhotoshopと異なり、たとえアートボードのサイズが10px × 10pxの場合でも、致命的な不具合なくデータを作成することができてしまいます。
この場合においては「連続ラスタライズ」のスイッチを使わず、素材データを修正することをお勧めします。
3.Adobe XDのAfterEffectsインポート機能を使う。
もしインポートするベクターデータの中が整理されていない場合、またIllustratorを契約していない場合は、いっそのことこの方法を試してみるのが早いかもしれません。
詳しいやり方は過去の記事で紹介していますのでそちらを参照してください。
Adobe XDには無料プランが存在するので、Adobe Creative Cloud コンプリートプラン、もしくはIllustratorを契約していなくとも使用することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ベクターデータをAfterEffectsにインポートしたのに
拡大していくとジャギってしまうデータを、ボタン一つで解決する方法をご紹介しました。
あなたの制作の参考になれば幸いです!
サメD
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